霊能者の元には毎日、数々の相談が持ちかけられています。恋愛、嫁姑、夫婦、子育て、人間関係、お仕事など、その種類も数も限りなく。相談者の数だけ、相談の種類は存在するのです。いま何か悩みごとがあり「誰にも言えない」と心に秘めているあなた。もしかしたら、あなたの悩みに似たお悩みが、ここに存在するかもしれません。ここでは相談者からのお便りに対して、霊能者がどのような霊の影響かを解明。悩みを解決に導いて行きます。そこにあなたの悩みに対する答えもあるかもしれませんよ。

ケース7
霊障コックリさんの祟り？

小学生の頃、全国的に流行ったコックリさん。私たちの周囲でも「コックリさんをやってみよう」という話になり、放課後、恵美子、尚子、和美のクラスメート4人が集まり、我が家でコックリさんをやったのです。雑誌で読んだ通りにコックリさんを呼び出すと、まず恵美子が聞いたのは「金子君の好きな人は誰ですか？」という質問。金子君とは当時女子に人気があり、恵美子も金子君を好きな1人でした。質問の後、10円玉がゆっくりと動き、平仮名を書き連ねた場所で「ま、さ、み」とたどっていったのです。「まさみ」とは私のことに他なりません。恵美子は「嘘!こんなの信じない!｣と言って10円玉から手を離し、紙から背を向けてしまいました。「恵美ちゃん、ダメダメ！コックリさんを途中でやめると祟られるって雑誌に書いてあったよ！」尚子や和美が留めても恵美子の態度は変わらず、膝を抱え、そこへ顔を押し付けてしまいました。
私は気まずい思いをしながら、「恵美ちゃん、もうコックリさんなんて止めよう。帰ってもらおうよ」と言いました。すると、恵美子はゆっくり顔を上げたのですが、その顔を見て私たち3人は悲鳴を上げました。恵美子の目が吊り上がり、耳が尖って伸びていたのです。私たちは慌てて部屋の外へ逃げました。キッチンにいた母を呼び、しばらくして私の部屋に戻ると、誰もいないのです。
そして、翌日恵美子は何事もなかったように笑顔で登校してきました。「あの後、どうしたの？」と聞いても、「気がついたら自分の家に戻っていた」ときょとんした口調で言うのです。私と尚子と和美は「あれは絶対、コックリさんの祟りだよ」と囁き合い、二度とコックリさんをやりませんでした。
埼玉県さいたま市　宮崎雅美さん　42歳

霊能者 / 霊角先生の鑑定

「低級霊の悪質ないたずら」

これは典型的な低級霊の仕業です。素人がコックリさんや百物語など霊を呼ぶ行為をすると、低級霊が集まってきて、たちの悪いいたずらをすることがあります。低級霊には悪霊のように取り憑いた相手の人格まで変えたり、死に至らしめることはできませんが、今回のケースのように、一時的に外見や口調、言葉などを変えることは可能です。 一般的に霊力の持続力も短く、特に除霊・浄霊をしなくても自然と消えていくことがほとんどですが、霊的な性質を持った人は低級霊にとって居心地がいいため、何度でも取り憑かれてしまうので、注意が必要。恵美子さんを遠隔霊視してみたところ、霊的な性質を持っていることがわかり、雅美さんと交流が途絶えた後も、何度か低級霊に弄ばれています。しかし、恵美子さんの場合は守護霊が強いため、悪霊に取り憑かれることはありません。恵美子さんのように不思議な現象が繰り返される場合は霊能者に除霊・浄霊してもらいましょう。